医療用ウィッグ専門店あっちパパ

受付時間
9:00〜19:00
定休日
 土日祝(要相談)

医療用ウィッグとウィッグの違いは?

回答者:ウィッグアドバイザー 塚本知恵子
最終更新日 2023/04/13

医療用ウィッグとファッション用にはどのような違いがありますか?

近頃よく“医療用ウィッグ”という言葉を聞きますが、医療用とファッ
ション用のような普通の製品って、どのような違いがあるのでしょうか?
前はそんな言葉を聞いたことがありませんでした。教えてください。

やはり「医療用ウィッグ」と呼ばれるものは脱毛している頭部にやさしいつくりになっているものが多いと思われます。

医療用」と呼ばれるものは

やはり「医療用ウィッグ」と呼ばれるものは脱毛している頭部にやさしいつくりになっているもの、そして見た目にもかなり自然さが追及されたものが多いと思われます。

 

一般的に「医療用…」と呼ばれているものは、病気やお薬の副作用での脱毛や怪我、頭部の手術、または円形脱毛症等での脱毛によって必要になった際に装着するウィッグの総称です。

はじまりは…

その昔、あっちパパの元である「江戸屋義髪調整所」では、先々代が主にやけどを中心とした頭髪の欠損や脱毛がある方に向けて、オーダーメイドでのかつらを作成し、それぞれのお客様にご提供させていただいておりました。

その頃のオーダーメイドのかつらこそが、今で言うところの「医療用」のはじまりだったと言える…と考えております。

当時、やけどでの脱毛では、ケロイドになっている敏感な皮膚にかつらを装着するために、素材等も相当考えて作成をしておりました。皮膚部に接着する布を正絹という素材の白い絹布でつけていたのです。
(簡単に言えば結婚式などで着る着物の裏地や襟、長襦袢に使われている布です。)

 

違いを見分ける3つのポイント


  • 1
    つむじの素材

また、この仕様は、肌ストレスだけではなくウィッグと頭との固定の面でもかなりの効果があったと考えられます。
ずれてしまいがちだった往来の製品に比べて、伸縮があるために頭によくフィットするのです。
例えば、伸び縮みのあるストッキングの様な帽子と普通の布でできている帽子の異なる二種類の帽子をかぶった時のことを想像してみてください。
ストッキングを頭に被ったことのある方はお出でにならないとは思いますが、それでも想像するだけでぴたっと取れにくくどの様な形にも吸い付くようにフィットするであろう…とわかると思います。

この様に、本来の医療用と言われる物とファッション用と言われる物では、一見の見た目はとても似ているように思われがちですが、上記の様に見えない部分でもいろいろな工夫の違いがある、と言えるのです。

 
  • 毛質の違い

さらに、薬の副作用での脱毛の場合には、化学繊維で出来た人工毛にアレルギーが出てしまい、皮膚に痒みが発生する方も多くいらっしゃいますので、特に人毛にこだわって作成をしている製品が多いです。
当店におきましては特に人毛にこだわって作成しご提供させていただいております現状です。人毛とナイロンでは、アレルギーの出方にかなりの差が生じます。
もともとアレルギー体質の方はもとより、抗がん剤の副作用時などでは、今までなかった接触性や紫外線によるアレルギー症状が出る方がお出でになられることもわかっております。
この様な際のおすすめは、やはり人毛の医療用ウィッグが最良だと思われます。

 
  • 総手植えなのか機械植えか

また、全部の髪が抜けてしまっているのにスカスカな毛量の製品ではあまりにも不安です。
例えば、よく見かけるマシンメイド製品は、紐状の物に髪の毛をミシンで縫い付けて作成されておりますので、風が吹いただけでその間から脱毛の皮膚が見えやすいです。

現在でも、抗がん剤での副作用で脱毛の際、やはり頭皮はかなり敏感になります。そんな脱毛時に、固く装着のしずらいネット作成の製品だったら、毎日の生活にどんなに苦痛が伴うでしょうか。
固いネットが敏感な頭皮に触れて、痛みや痒みが発生することもあるのです。
当店の医療用ウィッグはその点を特に重要視して作成しております。敏感な頭皮に触れても痛みや痒みが出ずらい様に、裏側のネット素材は柔らかな伸縮性のネットを使用して作成させていただいております。
この伸縮性ネットでの作成は、当店が初めて考えて作成し販売させていただきました。
それまでは上でご説明させていただきました様に固いネットでしたので、柔らかい伸びる素材のネットになり、かなりの皮膚ストレスが軽減されたと自負しております。

また、この仕様は、肌ストレスだけではなくウィッグと頭との固定の面でもかなりの効果があったと考えられます。
ずれてしまいがちだった往来の製品に比べて、伸縮があるために頭によくフィットするのです。
例えば、伸び縮みのあるストッキングの様な帽子と普通の布でできている帽子の異なる二種類の帽子をかぶった時のことを想像してみてください。
ストッキングを頭に被ったことのある方はお出でにならないとは思いますが、それでも想像するだけでぴたっと取れにくくどの様な形にも吸い付くようにフィットするであろう…とわかると思います。
この様に、本来の医療用ウィッグと言われる物とファッション用と言われる物では、一見の見た目はとても似ているように思われがちですが、上記の様に見えない部分でもいろいろな工夫の違いがある、と言えるのです。

まとめ…結局は人毛と人工毛、どちらがより良いのでしょうか?

それぞれにメリット、デメリットがございます。最終的にはお好みのものを選ぶのが最良です。
当店のお客様にお聞きしてみると、長年使い慣れた素材が良い、と思われている方が多いようです。
人毛タイプは、何よりも見た目にも自然で、夏は涼しく冬は暖かいという特長がございます。
しかし、人毛は良い部分だけではないのが現実です。
人毛には、退色していくという性質がありますから、明るくなってしまったら、今度は染毛(カラーリング)をしなければならなくなったり、長く使う間には、枝毛にもなってしまい、パサパサ感が出てきてしまうので、セットするのにもなかなかいうことをきかなくなり、見た目にも傷んだ感が出てきます。(でも不具合が出てきたら、ある程度は対処の仕様もございます。)
反対に人工毛は、退色することはありませんが、人毛とは微妙に違う光沢感があり、人毛のような自然さに欠けると感じる方が多くいらっしゃいます。
また、人毛の様な傷みとは違いますが、長く使用すると、人工毛でも毛先がちりちりになり、傷みが出ます。
要するに、どちらにもプラスな面とマイナスな面がある、ということになりますよね。
また、ミックス毛と呼ばれているものは、そのお店や商品により配分は違いますが、人毛と人工毛が混ぜてあるものです。

ミックス毛のウィッグは人工毛だけのウィッグに比べると、不自然な違和感が緩和されてより自然に見えます。私個人の意見としましては、アレルギーなどの方にも優しい、自然な風合いの人毛のウィッグをお勧めしております。

  通気性 退色 光沢感
人毛 良い あり あり
人工毛 あまり良くない なし なし

最後に…

違いは結局何?どこ…?
これがそう…と言ったところでお使いになられる方が不自由さや不自然さを感じたり、いつもの生活をすることが不可能なのであれば、それが一番困ります。
「いつもの生活を当たり前に過ごすことが可能な、自然な見た目の自分にぴったりの製品であること、、」
違いとは、販売しているお店やお使いになられる方が感じること…をお答えとさせていただきます!
それでは、自分にぴったりの商品を選んでいきましょう~~~

 

information

店舗情報

※地図はサンプルです

〒000-0000
東京都千代田区大手町1-1-1
地下鉄大手町駅 徒歩10分

03-0000-0000

メールでのお問合せは24時間受け付けております。お気軽にご相談ください。

受付時間

平日 9:00~19:00
土曜 10:00~19:00

定休日

日曜日・祝日

代表者プロフィール

代表者名
 
資格、経歴
  • ○○認定エステティシャン
  • ○○認定エステティシャン

あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむ