抗がん剤脱毛→抜け始めから完全脱毛までの期間

ほとんどの方がこの宣告されるまでの間があっと言う間だった…と言われています。
検診や人間ドック、または自分で体の異常を自覚して病院に…検査を受け、その後、担当医のドクターから病名を宣告され、今後の流れの話をされます。
この間の、まるでドラマの様に早く流れていく日にちと時間は、がんやその他の大病を罹患された経験のある方であれば多くの皆さんがそんな風に感じられたのではないでしょうか…

２～３週間後から髪の毛が抜け始め、そうして完全に脱毛し、医療用ウィッグ生活が始まります。
この、抗がん剤治療で完全脱毛するまでの間に、しっかり今後のことを勉強する、それが理想です。

「自分の病気を理解し、その後に備え、病気に向き合う」

本来であればそこが何より一番大切と思われますが、現実に自分にいきなりその事実をぶつけられた時、人はそんなに心広く考える余裕がない、のが本当のところだと思います。

実際、お客様のほとんどの方々が、口をそろえてこう言われます。「髪が抜けると聞いたから急いでウィッグを買いにきました」

そうですよね…髪の毛が抜ける…大変！！急いでウィッグを用意しなくては！！
えっ？それってどこに売っってるの？？？医療用ウィッグ？
そこで初めてあちこち医療用ウィッグを販売しているお店の情報を探しはじめます。
ここで大切なのは、まずは自分の治療の流れをきちんと理解出来るようにお医者様や看護士さんに聞くということです。

お客様の中には、がんの治療が始まる前に、焦ってご相談にご来店される方がおいでになられます。
良くお話をお伺いしてみると、その治療法がまだ決まっていない、という方がお出でになられます。

がん→抗がん剤投与→完全脱毛→ウィッグ生活
と、自分の頭で想像した通りの展開がその想像の中にはあるのです。よくわかります！
言葉で表すとまさにその通りなのです。

抗がん剤脱毛では、抜け始めから完全脱毛までの期間にかなりの個人差が存在します。
例えば、もともと髪の毛の毛量が多い方ですと、帽子をかぶるだけでかなりの期間お出かけが可能です。
もちろん、毛量だけの問題だけではなく、その抗がん剤のお薬の種類や、またはお薬の組み合わせでも変わってきます。
お客様の中には、半年もお帽子だけで過ごすことができた…と言う方もお出でになられます。
また、2週間で医療用ウィッグデビューした方もお出でになられます。本当に個人差がありますよね。