ウィッグピン
頭とウィッグはどんな風に固定したらよいのでしょうか。
ここでは、ヘアピースや医療用ウィッグをしっかりと頭に固定するためのウィッグピン(クリップ)の縫い付け方(取り付け方)を詳しくご紹介させていただきます。
抗がん剤等の副作用による脱毛の場合には、全頭脱毛や脱毛の最中にはインナーネットを装着し、この櫛状のピン(クリップ)を絡ませて固定します。そして育毛中には、自毛にしっかり固定することが可能になります。
ヘアピースやハーフウィッグのウィッグピン(クリップ)が劣化して壊れてしまった時にも、ピンのみをご購入頂けましたら下記の要領で自分で取り替えることができますので、ぜひご参考にしてくださいませ。
通常の物ですと、画像のように小さな穴は四隅の4か所と両端の2か所、合計6か所に空いていると思います。
自毛の関係から、自分でここが最適!と思う位置をきちんと決めましょう。
通常の医療用ウィッグですと、多くの方がフロント(生え際おでこ)の真ん中の位置につけている様です。
時に、フロント中央部分の一か所の位置ですとそこだけ引っ張られてしまうことで特に痛みを感じやすい方も多く、その様な場合には、分散させてフロントの皮膚の両端部分の二か所に縫い付けている方も多いです。
また、後頭部の頭の丸みがない絶壁の頭の形の方の場合など、後ろのネープ部にもひとつ、またはネープ両端の二か所につけている方もお出でになられます。
この様に、位置は特に決まっておりませんので、自分でここが良い、と感じたところにつけてみるのが最良です。
画像の様に、分け目の皮膚にしっかりしたコーティング処理が施されている製品の場合には、固くて縫い付けずらい場合がございますが、ほとんどの場合、針が通りますので、きっちり縫い付けてみてくださいね。
フロントの場合には、髪の流れが前に向かって生えているため、それに逆らう様に櫛状の部分を絡ませて装着すると固定がしっかりとするからです。
逆にネープ部につける場合にも、櫛状の開く方を中央部(頭の上)に向かって縫い付けてみるとしっかり固定ができます。
これもフロント同様で、上から下に向かって生えている髪の流れに逆らって絡ませられる様に…とお考えくださいね。
同様に両サイド部に縫い付ける場合も、髪の流れに逆らう様に取り付けたいので、開く櫛状の方を頭の中央(上)に向けて縫い付けます。
縫い付けに一番最適な糸は、手芸店で販売している手芸用のグレーや透明のナイロン糸です。
もしおうちに釣り糸がおありでしたら細目の糸であれば簡単に縫い付けることが可能です。
百均等の手芸用ナイロンの糸は意外に太い製品が多いので、細目の製品かを確認してからご購入くださいね。
もちろん、黒色の木綿糸やミシン糸でも構いません。
絹糸ですと縫いずらい場合がございますので、あまり長くしないでしっかりゆっくりとつけて下さいね。
櫛状が開いていない方の穴から縫い始めますが、3~4回縫い留めて次の櫛状が開いている方の穴を縫い留めたら、透明か画像の黒い色のゴム状のクッションで輪っかになっている部分に針を通して反対側に針を通し持って行きます。
反対側も同様に3~4回縫い留めていき、最後にしっかりと結び留めたらチクチクと3針ほど縫いこんでからハサミで切ります。
※地図はサンプルです
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