抗がん剤や円形脱毛症で脱毛した際、せっかく残っている自毛を短くカットしてしまったり、またはバリカン等で刈ってしまわれる方がいらっしゃいます。
もちろん、髪が抜けてしまう心痛を思えば、そのショックを回避するために脱毛を見る前に髪を剃ったり刈ったりすることも理解できます。
しかし…当店では、それはおすすめしておりません。
実は、医療用ウィッグを被る上で、自毛はあればあるでありがたく、そしてとても大切、と考えているのです。
さあ、それではみなさん、想像してみてください。
例えば、使用される前の脱毛が始まった時期、ご自身の髪の毛の量が半分、いえ3分の1に減ってしまったとしましょう。
もちろん、円形脱毛症などでかなり毛量が減ってしまった…というときでも同じです。
いつもの自分の見た目とはかなり変わってしまった…と思えるくらい脱毛してしまった…と考えてくださいね。
それでも…そのかなり変わってしまった自毛の上に帽子を深めに被ってみるだけで…意外にもそれだけでちょっとしたお出かけができてしまうのです。
そうなんです。髪の量がかなり少なくなったとしても、案外、帽子を被るだけで見た目は普通に見えるものなのです。
だから…できるだけ、自毛はそのままにしておくのが最良なのです。
さて、それでは、ちょっとしたお出かけではなく、お仕事で早くから被らなければならない、という方も多いですよね。
そんな方も、もし結わえられるくらいの自毛が残っていれば、こんな風にすると最良なのです。
なぜ、普通の黒ゴムではなく、ナイロンゴムがよいのでしょうか?
それは、コシのなくなった脱毛時期の髪の毛には、このナイロンゴムで結わえるのが最良なのです。
何しろ絡まらずにスルリと外すことができますから、脱毛時期には最適です。
さあ、結わえるくらい自毛が残ったら、まずウィッグ装置前に、ナイロンゴムですそを結わえます。
自毛は、何よりも大切、と考えております。
カットするのは一時でとても簡単ですが、まずは一呼吸おいて…今後のことをゆっくり考えてから…がベストです。
また、もちろん脱毛時期の髪質がかなり変化してしまい、抑えるためのインナーネットさえも固定できないほどにコシがなくなってしまって医療用ウィッグを装着するのにどんな工夫をしても動いてしまってしっくりこない…
などの場合には、バリカンで剃る、などよりはハサミで短めにカットをして、しっかりインナーネットやキャップを装着して固定をするのも仕方がないことと考えております。
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