医療用ウィッグを装着する際、あったらとても便利なものが、「インナーキャップ」です。
それでは、インナーキャップをどのように使ったらよいのか、使い方をご紹介いたします。
通常、ウィッグの下地として使われているものは、「インナーネット」です。
それでは、ネットとキャップの違いは‥というと、通常使われているタイプのネットは、伸縮性のある細かい網目状の製品です。
そして、特に「インナーキャップ」と呼ばれているものは、素材は伸縮性があるなし、いずれもあるかと思いますが、どちらかと言えば網目状のタイプのことはそう呼んでいない(ネットと呼んでいます)と思いますので、生地状の布素材で、帽子型に作成されている物になります。
要するに、まるで薄い水泳帽の様な形状で、ウィッグを装着する前のまさしく頭の下着と言えます。
髪のある方が使用する際には、自毛をその伸縮素材の網目状のネットでひとつにまとめて使います。
髪のない方の場合には、ウィッグの下地として下着のように下に装着するように使います。
この時、頭皮の汗や汚れをよくふき取って、帽子や水泳帽を被るように頭皮にあてて装着します。
中には、抗菌防臭の布で作成されているタイプの製品もございますので、そのような製品の場合にはそのまま装着することをお勧めします。
また、冬の寒い季節の際には、更に中に布をあてたり、逆にこの上から更にネットをつけて固定する等々されている方もいらっしゃいます。
下着を着ないで洋服を着たら、洋服は汗や体から出る脂で汚れますよね。
要するに、暑いときには、汗や皮脂がウィッグに付いてしまうので汚れる…ということになります。
そんなわけで汚れるということは…シャンプーの回数も増えます…
きちんと下着をつけて洋服を着れば、夏の暑さも逆に回避できますし、汚れはいったん下着に付きますので、ウィッグではなく、キャップをまめに洗えばよい…というわけです。
こんな時におすすめなのは伸縮性の少な目なタイプでしっかり調節のアジャスタがついている製品がおすすめです。
このアジャスタでしっかりサイズを調節し、ネープからのずりあがりを防ぎます。
この時、安定しない様であれば、更に留めやすい位置の網目部と下に残っている自毛とをピン留めでしっかりと留めるなどの工夫をすると最良です。
自毛量が多くまとまりずらい、という様な自毛量の調整には、伸縮性の高い、全伸縮ネットタイプのインナーキャップがおすすめです。
こちらは形が定まっていない製品ですので、自毛をしっかりと小さめにまとめるのに最適です。
自毛量が多い場合もこの様に髪量の調整にとても便利です。
また、医療用ではなく、おしゃれでお使いになられている方の多くがこの全伸縮ネットタイプの網目インナーネットキャップをお使いになられています。
自毛がまったくない状態でのおすすめのインナーキャップの場合、それぞれに選び方で使い方が変わってきます。
全脱状態の場合には、どのタイプのインナーキャップを選んでも、キャップの下地(頭皮部分)に薄い綿地の布などを充ててからの装着をおすすめします。
こんなことないですか?
ウィッグを外した時にふっと感じるあの「臭い」・・・えっ、、、何、こんな臭かったっけ???そうなんです。
一日装着していればウィッグの中は蒸れや汗で結構な臭いがするときがあるんです。
または、動きの激しいお仕事の方もお出でですよね。
こんな時、きちんとインナーキャップ(布宛をすると最良)を着けた上で装着していれば、いきなりウィッグに臭いがついたりして汚れてしまう危険から回避できるんです。
洋服を着る前の下着の様に、、。だからインナーキャップが必要なんですね。
育毛中に必ず通り道!育毛中、髪が一気に増えてきたけど、まだまだウィッグは外せない…
こんな時、しっかり自毛をまとめられるのは伸縮性のインナーネットキャップです。
きちんと自毛をまとめてから装着すれば、自毛がはみ出したり、頭でっかちになったりから解放されますよね。
全脱毛でも自毛があっても、その時々、その状態で、色々な種類のインナーキャップが便利な必要必須アイテムなんですね!
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