医療用ウィッグのサイズについて

頭の周りをぐるっと一周～～～
おでこ→耳上→えりあし→耳上→おでこ、という様に頭の髪の毛の生え際をぐる～っと一周メジャーで計ります。
全脱毛の方の場合には、本来髪の毛が生えている位置を考えて計測してみてくださいね。
もちろん、おでこを広くしたいな、少し深くかぶりたい、などのご自分の希望も考慮して計測してみるとよいと思います♪

自毛がある場合には、しっかりとウィッグネットで自毛をまとめてから髪の毛の生えている際（きわ）をぎゅっと強めにしっかりと計測してください。

ウィッグネットがない場合でロングの場合にはしっかりひとつに結わえてから計るようにしてください。

メジャーが手に入らない場合には、糸を使って糸でぐるっと一周回してハサミで切ります。
その長さを線引きで計測してください。この糸をもっていると後々自分の頭囲を忘れたときに便利ですね。

抗がん剤治療開始前の計測の場合には、計測したサイズよりも幾分小さく考えて医療用ウィッグのサイズ選びをしてみることをお勧めいたします。
特に自毛の髪の毛の量が多い方や、ロングの方の場合の医療用ウィッグのサイズ選びでは、脱毛前と脱毛後にかなりのサイズの差が出てしまう場合がございますので、ご注意ください！

ちなみにあっちパパのモデル、スタッフのサイズは下記の通りですよ♪

ここで注意しなければいけないのは、自毛の量やスタイル、ということになります。
医療用ウィッグのサイズを考える際には、ここが大変重要となってきます。ここで頭囲を詳しく説明してみますね…
皆さん、知っていましたか？医療用ウィッグのサイズを計測するとき、頭囲にはなんとそれぞれの名称があるんです！！

上記の様に詳しく計測しておくと、まるでオーダーメイドの様にきちんとした形での医療用ウィッグの本当のサイズがわかります。
ただ、　↓　↓　ここ　↓　↓　も何より重要なのでしっかり覚えておくと良いですよ！

例えばあっちママの場合には、頭回り（R）は５２，５cmなのですが、絶壁な後頭部のためフロントから襟足部までの長さ（FB）が２７ｃｍ、と短いです。耳から耳は２７ｃｍとこれまた短いので本来の医療用ウィッグのサイズは、SSサイズが最適です。
しかし、R(頭のぐるっと一周の周囲）はSサイズが良い様です。
なので、あっちママはSSサイズでは少し締め付け感があるので、SSサイズの医療用ウィッグは調節ゴムの両端をハサミで切り目をつけて自分サイズにカスタマイズして装着しています。

また、余裕のSサイズの医療用ウィッグでは、しっかり調節ゴムを調整して糸で縫い留めして装着をしています。
また、長時間装着することで頭痛を起こす、という方も案外多いですので、ぴったりフィットすればそれでよい、、というものでもないのです。
頭痛持ちの方や神経質な方の場合には、ワンサイズ大きめをあっちママの様に自分なりにカスタマイズしてお使いになられるのもおすすめですよ。